一人で笑えるか問題

昔テレビで「一人では泣けるけど一人では笑えない」ってのが名言みたいにもてはやされていた(多分)けど本当にそうかやってみた。

結論、出来ました。

面白いことがなくても、出来ました笑。

昔、これまたテレビで「気合いだ、気合いだーーーー」の人が気合で笑ってましたが、気合入れなくても出来ました。

昔、嫌なお局に理不尽なことをされて笑顔のままトイレに入り便器を蹴ったことがありますが(すいません。時効です)、そんな時はさすがに無理ですが笑。スミマセン。

あれは〇年前、試したくなりやってみました。その時のお話です。

ちょうど思いついてちょうど一人で運転しているときだったのでやってみたんです。安全を確認して大声であーーーーーっはっっはっはっはっは、と。

その時、笑いが笑いを呼び本当に面白くて笑っていました。自分ってアホだなあ、と愛しさとせつなさと心強さと。を背中に背負って。笑いは笑いを呼び、嘘笑いがいつしか本物の笑いに・・・。

その一回こっきりの検証でしたが、その時なにかが吹っ切れました。

自分を癒す方法は色々あって、自分なりのオリジナルを見つけると楽しいなあ。

遠くの景色を見てぼーっとしたり、感動系のYouTubeを見て泣いたり。

それでもどうしようもないときはカウンセリングやクリニックに行けばいいやん。

そういえば抗がん剤でヘロヘロな時、友人が「宗教に逃げるのも手だよ。どうしようもなかったら縋るのもいいじゃん」と言われたのを夏が来ると思い出します。でもそれほど心に刺さる言葉でもありません。記憶には残っています笑。

自分自身は普通にしていたはずですが周りはそうは見えていなかったのかな。それはそれでウザくて面倒くさい笑。その友人は特に宗教にハマっているとか信仰があるわけではありません。友人のまわりにも宗教に関する活動をしている知人はいないはずです。その証拠に特定の宗教を勧めることはなかった。ただ漠然と藁にも縋りたいのなら縋ればいいじゃん。と言いたかったのだと思います。宗教に入る気はサラサラなかったので今でも信仰する宗教はありません。

さて、それから何年も経って、メンタルも強くなったはずの矢先に職場でイジメのようなものを受けました。全くの誤解からはハブられる羽目に。最初は呆れました。いい大人が寄ってたかって確認もせずに一人が言ったことを全員が鵜吞みにして仕事に絡ませてくるので。まあ、そんな職場に未来は無いし潜在的なものが表面化しただけなので本性見れて良かったわああ！と、頭では意外と冷静だったんですけど。メンタルはやっぱりダメージあった。なにせハブられているので。いい大人に。そのときハマったのがスピでした。一度、メンタルクリニックに予約をして入口まで行きました。ところが足が竦んで建物に入れませんでした。一瞬よぎったんです。ドクターに泣き言を言って薬を飲む自分が自分なのかと。クリニックの入口ドアを眺めながら電話でキャンセルを伝えました。号泣しながら帰宅。YouTubeでスピ系の動画を漁りました。耳心地の良い動画を探し宇宙だのタロット占いなどいいことしか言わない動画ばかり見続けました。宇宙物のスピ系は特に現実逃避できるのでハマりました。初めのうちは癒し系YouTubeでメンタルが保てるので一日これを見ないと落ち着きませんでした。休みの日は一日中見ていました。

もともとスピ系は好きでしたが適度に距離を保っていました。妄想族の私が現実逃避するときに思い出したように本を読んだり、ネットで検索したりしていました。

それがそのときはどっぷりハマりました。自分は他星出身と思い込むし。今思い出すと頬が赤らみます笑。いい歳して何やってんねん。

スピは現実逃避にはもってこいです。元々妄想族なので要素はあります。

スピ系にハマり始めの時こそメンタルは落ち着きましたが次第に悪化しました。現実逃避ばかりしていると現実は更にきつくなります。

仕事をさぼり本屋にいきました。法律の本を見つけてコレだと思いました。法律で頭を整理しようと。そのとき目に入ったのが行政書士試験の関連本でした。入門書から問題集を購入して二か月勉強しました。100点は取れました笑。合格点180点ですが。でも頭の整理は出来ました。考え方の整理も。でもメンタルはまだ置いてきぼりでやられたまんまです。職場は変えましたがメンタルやられているうちは何をやってもうまくいかない。ほどなくしてスピ動画を見るのをやめました。やめられたきっかけはもともとこれも好きだった陰謀論を見ていてたどり着いた馬渕睦夫先生の動画です。一人一人が日本人として誇りを持て、と言われた気がして。胸がすっとしました。それから保守系の動画を漁るように見ているうちにメンタルは落ち着いています。私はダンスをしていたのでメンタルやられていた時は踊っている場合じゃねえよ、楽しくねえよと思いながらも続けていたので体を動かしていたことも良かったのかもしれません。

スピ系は薬だと思っています。対処法であって根本が治るわけではない。その時は一瞬、良くなったと思えますが用法容量を守らなければ毒になる可能性もありました。病気の時はコレがどん底だと思って一人で笑ってやるなんて気張っていましたが、底って実は底なしではと思い始めました。一人で笑えるけど、笑うどころではない苦しい時もある。笑っても笑えなくてもいいんだよ、どっちでも、きっと。