乳がんとサプリメントと女性ホルモンと
私は美容に関心を持っています。基礎化粧品よりも食など体内に取り入れることで肌の調子を整える。私にとって食の一つの位置付けです。嫌いなものは除外していましたが世間で言われている美容にいいとされるものは取り入れていました。
私には理想体重がありました。若いころは痩せすぎないよう甘いものを食べすぎていましたが、20歳を過ぎてからは逆に体重が増えないように気を付けていました。よく問診票などに記入する”二十歳から+10”キロ以内を私の理想の+5キロ以内として20年以上それをキープしてました。朝食は摂らない、お昼のお弁当はミニミニ。夜はおにぎりだけ。マクドナルドのセットはサラダ、清涼飲料水はあまり飲まない。肥満ではない。でも内臓脂肪は多いと指摘されていました笑。ウォーキングも欠かさない。お酒も煙草もしない。健康診断の数字的には殆ど問題はないので勘違いにもほどがあるのですが「THE健康」、だと思っていました。でも乳がんになった。今思うと食は不摂生でした、かなり。
美容に良いとされる成分を食材から摂るには限界があります。体重に関しては単純に食べる量を減らせばあまり増えません。そうそうあれもこれも食べられないし面倒くさいし金もかかるものもあるし。肌に良いと巷で言われても食材で全てをカバーできないし嫌いなものもあるし。とは言え当時、生活バラエティー番組が流行っていてそういう情報で踊らされて(踊って?)いましたので若いころ馬鹿にしていたサプリに頼るようになりました。最初はいわゆるベースサプリメントと言われるものを摂るようになりました。そのうち、ヘルスサプリメントと言われる中のイソフラボン入りのサプリと摂るようになった。そして、数年後乳がんです。因果関係は分かりませんしサプリのせいだとは思っていません。癌サバイバーになって同じように乳がんになった友人たちが相談にくると不妊治療でホルモン剤治療をしていた人は3人中2人いました。やっぱり犯人探しをすると気が紛れるというか。なのでついついそのせいかなあ、と雑談に上がります。
健康長寿ネット👇サプリメントの定義と正しい活用法
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/supplement.html
癌サバイバーになってホルモン治療していく中でビタミン剤で栄養を補うことは無くなりました、最初の頃は笑。今は絶対摂らないとまでは思っていないので時間がないときや必要と思うときに摂っています。因みにビタミン系に限りますが。食べ物は好きなものを量はそれほど気にしないで少々バランスも考えて食べるようになりました。
私が入院しているときに出会った女性達は食事に気を使っている方たちばかりでした。皆様のお話ではサラダを毎朝摂っていたし、バランスの良い食事と健康に良い生活をまじめにしていた。たまたま、同時期に出会った数名の方のお話ですが私はそれを聞いて自分を顧みました。あれが良いと言われれば取り入れたり、アレは絶対ダメ!!みたいな思い込みはやめたほうがいいと。私は考え方も食の摂り方も偏っていたと。ちゃんとしていても、していなくてもその他色々原因はあるんだと思ったからです。そして、「犯人探し」は意味がないとも思いました。ある程度の反省や見直しは必要かと思いますが、アレが悪かった、アレのせいだと、思いながら過ごすのは精神衛生上良いものではないのかな、と思いました。食べたら絶対ダメ!!みたいに言われる食べ物もビビりなのでそう言われると躊躇はしますが忘れた頃には摂取しているし笑。つまるところ自分の身体は自分で責任を持たなければいけないんだな、と気づきました。情報に踊り自分が本当に欲しているのか顧みることもなく突っ走った結果に過ぎなかったのかな、と思っています。
こだわらなくなったせいか、ホルモン治療のせいか、更年期だからか体重コントロールは難しくなりました。あっという間に体重増加。食に対して気にしすぎても精神衛生上アレだし、気にしなかったらそれはそれでわがままボディ―になるしで笑。でも体重にこだわるのは辞めた。でも細くて綺麗なファッションがしたい笑。もういやだ笑。
貧困層ほど「肥満」が多い!!?→貧困大国アメリカ/堤未果👇